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個人間融資お届けブログ

人生100年、夫婦円満寿命を延ばすコツ

人生100年時代。長い人生を幸せに過ごしていくためには、何が大事なのか。「お金」や「健康」を挙げる人もいるだろう。確かにそうだ。でも、それだけでいいのか? 何か、忘れていることはないだろうか。そう、人は皆、独りでは生きていけない。孤独という魔物を退けるには、良好な人間関係が必要だ。既婚者であれば、最も長く時間を共にするのは配偶者のはず。夫婦が寄り添い、仲むつまじく暮らす「夫婦円満寿命」を延ばすことは、お金や健康の寿命を延ばすことと同じくらい大切だ。

はたして「夫婦円満寿命」を保つコツなんてものがあるのだろうか。夫婦修復カウンセラーの鈴木あけみ氏は「夫婦のルールをきちんと共有していくことが重要」と説く。夫婦のルールとは、家事分担や子育て、お金の使い方、親との関係、休日の過ごし方はもとより、基本的なマナーや相手への思いやりなどの、言動や態度・価値観までもきちんとすり合わせて、共有すること。これが夫婦円満の秘訣だそうだ。

「夫婦関係に不満あり」の夫婦は、どのくらいいる?
なるほど。でも、世の中にどれほど円満夫婦が存在するのか。自分と配偶者の間柄は円満と言えるのか。ちょっと気になるところだ。

実は、こうした現代の夫婦事情を明らかにしたアンケートがある。2019年3月に30〜59歳の既婚男女1200人超を対象に、マンダムがインターネットを介して行った「夫婦円満寿命に関する意識調査」だ。

これによると夫婦関係に「全く不満のない」夫婦は25.6%。7割以上が「夫婦関係に不満あり」と答えている。この結果に、ホッと胸をなで下ろした人も多いのではないだろうか。ほかにもアンケートでは、夫婦関係への不満の有無でギャップが表れる生活シーンを紹介している。

1. 「いってきます」の言い方にギャップが表れる
例えば、あいさつ。「妻との『いってきます』『いってらっしゃい』のあいさつであてはまるものは何ですか?」という設問に対して、顔を見てあいさつするのは夫婦関係に不満がない夫で57.7%、夫婦関係に不満がある夫で42.0%と、15.7ポイントもの差がついているのだ。

先に出て行く方が玄関先から「いってきます」、部屋の中から「いってらっしゃい」というあいさつの仕方は、夫婦関係に不満がない夫9.9%に対して、夫婦関係に不満がある夫22.4%。夫婦関係に不満を抱えている夫の5人に1人が顔を合わせず、家の中で毎朝お互いが顔を見ずあいさつをしているということだ。

この結果だけを見ても、人生100年時代を夫婦仲良く過ごせるのか? 熟年離婚という言葉が、妙にリアリティーを持って感じられてくる。

2. 「大丈夫?」と「ありがとう」は魔法の言葉
例えば、「『夫の行動』で夫婦関係が深まるきっかけになったものはありますか」という設問に対して、「体調を気遣ってくれる」36.7%や「感謝を伝えてくれる」34.0%などを見ると、夫からの何げない言動で夫婦関係が良好に保たれることがわかる。「最近、仕事が忙しそうだけど大丈夫?」「今日のごはんおいしいね。いつもありがとう」など、妻への思いやりが表れる一言は、夫婦の距離を縮める魔法の言葉といえるかもしれない。

3. 思っている以上に妻は「におい」に敏感
アンケートには「パートナーに対してどんなことが『不満』ですか?」という問いもあった。夫婦共通で高い不満要素は「性格」「態度」「配慮」。これはお互いさまだから仕方ない。むしろ大いに気にしてほしいのは、夫と妻でギャップが大きかった不満要素に「収入」とあわせて「におい」が挙がっていること。しかも夫6.0%に対して、妻28.0%と、4倍以上の差があるという点だ。

夫婦関係が崩れてしまう意外な原因
さらに深掘りして、夫婦間でギャップが大きかった「におい」について、「『生活空間のにおい』で夫婦関係が崩れてしまう要因になりそうなものはありますか」と妻に尋ねてみると、「枕のにおい」がダントツの35.1%。続いて、洗濯物、布団やベッドと続いている。

そう聞くと、夫が遅くまで寝ていた寝室に入ったときの、あの、もわっとしたにおいを思い出す人がいるのではないか。結婚当初の若い頃には感じなかったにおいが、近年立ち込めるようになっていると。実際、年を重ねると首から頭皮にかけてのにおいがきつくなるという話も聞く。

勇気を出して、枕のにおいを嗅ぐことのできる妻がどれだけいるかはわからないが、最近になって妻が、枕カバーをはじめシーツや布団カバーをこまめに洗濯し始めたという人は、自身のにおいに少しは関心を持った方がいいかもしれない。

そもそも「におい」を感じ取る嗅覚は、脳の情動をつかさどる部分に働きかける感覚だ。情動とは、つまり好き・嫌い、快・不快、信頼・疑心などの感情と、それに対する適応行動のこと。そう考えると、においは夫婦関係の根底に直結する極めて重要なファクターといえそうだ。

既婚男性には、いま一度、「夫婦円満寿命」をいかに延ばすかについてよく考えていただきたい。妻は思った以上に、夫のさりげない一言に一喜一憂するし、あなたのにおいに敏感だ。妻との関係や「夫婦円満寿命」を延ばすアドバイスを指南してくれる、「妻との関係みらい予測診断」を活用して、現在の妻との関係を改めて見つめ直してみるのも1つだ。

親しき仲にも礼儀あり。日々の暮らしにおいて、今よりほんの少しだけ気遣いやマナーを意識するだけで、この先の長い人生が良くも悪くもなるということを忘れないでほしい。

多くの親が「子どもの習い事」でしくじる理由

「何をやらせたい?」という問い自体がおかしい
ある雑誌の企画で子どもの習い事についての座談会がありました。4、5人の親たちが習い事について思うことや悩んでいることについておしゃべりして、私がときどきコメントするという形です。

参加者の間で、まず次のようなやりとりが行われました。「お宅は何をやらせたい?」「うちは将棋がいいかな。この頃、藤井聡太くんがプロとして大活躍してるよね」「うちは卓球をやらせようかな。だって、伊藤美誠ちゃんとかすごいじゃない」……。

私はそれを聞いていて、「あなたのお子さんと藤井聡太や伊藤美誠に、一体どういう関係があるんですか?」とツッコミを入れたくなりました。まったく関係ないですよね。メディアで大きく取り上げられ、世の中のブームになっていますが、子どもとはまったく関係ないことです。それが、子どもの習い事を決める判断材料になっているわけで、これはとてもおかしなことです。

そもそも、「何をやらせたい?」という問い自体がおかしいです。これは、今の日本で「習い事は親がやらせたいことをやらせるのが当たり前」と考えられていることの証拠です。本当は、子どもの習い事は子どもが主人公でなくてはならないはずです。つまり、子ども本人の興味・関心や向き不向きを基に決定されるべきものなのです。それなのに、本人はないがしろにされて、親の意向が優先されています。

これからありそうなのは、オリンピック関係のものです。オリンピックで○○が盛り上がったから○○をやらせたいとか、□□で日本人がメダルを取ったから□□をやらせたいなどと考える親がたくさん出てくると予想されます。

親の意向のもとになるのは、世の中のブーム以外にもいろいろあります。例えば、「自分が子どもの頃○○をやっていたから子どもにもやらせたい」「自分は□□をやりたかったのにできなかったから、子どもにはやらせたい」「東大に入った子の多くが△△をやっていたそうだからやらせたい」「ママ友が○○はいいと言っていたから」などです。

こういったことはすべて子ども本人の興味・関心や向き不向きとは関係ない、親の勝手な思い込みであり、はっきり言えば妄想です。

子どもにとっては迷惑な話です。もともと好きでもなくやる気もないものですから、子どもが積極的にやる可能性は低いですし、そこに才能がある可能性も低いです。すると、上達もしませんし親や指導者から叱られることも増えます。自信もなくなりますし、鬱屈とした気持ちで過ごす時間も増えます。

もちろん、嫌と言わずに頑張り続ける子もいますが、その結果、燃え尽き症候群に陥ってしまったり、自分がやりたいことがわからない状態になってしまうこともあります。

子ども自身を主人公にする2つの方法
ですから、子どもの習い事を決めるに当たっては、子ども自身を主人公にするという姿勢が大事です。具体的には、2つの方法があります。

まず1つ目は、日頃の子どもの様子をよく観察することです。そうすると、子どもの興味・関心や向き不向きが見えてきます。

例えば、大阪市在住の石井さん(仮名)は、長男がNHKの「おかあさんといっしょ」や「おとうさんといっしょ」などの番組が大好きで、テレビを見ながらよく踊っていることに気づきました。それで、石井さんはYouTubeでいろいろな歌とダンスの動画を見せてあげました。すると、息子はとても喜んで、それを見ながら踊りまくっていました。

気をよくした石井さんが、歌とダンスの動画DVDを買ってあげると、それを見ながらますますよく踊るようになりました。次はどうしようかといろいろ調べた結果、市内にリトミックの教室があることがわかったので、そこに通わせました。今、その男の子はリトミック教室に毎回楽しく行っているそうです。

また、福岡市在住の小川さん(仮名)の次女は、はさみで紙を切って遊ぶことが大好きです。最初、小川さんはゴミばかり増えるのが嫌だったそうです。でも、子どもをよく観察していると、はさみで紙を切っていろいろな形をつくるのが楽しくてたまらない様子でした。それで小川さんは「たくさん切れたね。いろいろな形があって楽しいね」と褒めました。そして、さらに新聞紙、チラシ広告、雑誌などを与えて、思う存分切らせてあげました。

あるときは丸い形に切ることにはまって、丸い紙ばかりが大量にできました。その次は、ハート型にはまり、ハート型の紙が大量にできました。最近、折り紙や色画用紙を買ってあげたら、色がきれいなのでますます張り切るようになりました。そのうちに、いろいろな形に切った紙を空き箱や空き缶に貼りつけて、オブジェのようなものを作り始めました。

小川さんは次のように言っています。「これでテストの点が上がるとかはもちろんないですし、美的センスがよくなるとか、図工の成績が上がるとか、そういうこともとくにないかもしれません。でも、とにかく本人が楽しそうなので、それでいいのかなと思って応援しています」。そして、試しに、工作教室のようなところに行くのもいいかもと考えているそうです。

私は、石井さんや小川さんの姿勢は、すべての親たちが見習うべきものだと思います。親の勝手な思い込みや妄想を優先することなく、子ども自身を主人公にして、その興味・関心や向き不向きを応援している点がすばらしいからです。

そして、親の応援の延長線上に習い事がくるなら、上手くいく可能性が大きいといえます。せっかく子どもが好きなことを見つけても、親の応援がないと子どもはその分野を伸ばすことができません。褒めてももらえないし、必要な物や情報も得ることができないからです。これはもったいない話ですよね。

子ども自身を主人公にするための2つ目の方法は、子どもが興味・関心を持ちそうなものや向いていそうなものを紹介・推薦して、お試しでいろいろやってみることです。

例えば、次のように紹介・推薦してみましょう。

「今度、児童科学館で『ロボットをつくってみよう講座』というのがあるんだって。あなた、ロボットとか機械が好きだから試しにやってみるのもいいかも」「駅前のショッピングセンターで『こども編み物セット』っていうのを売ってたよ。一緒に見に行って気に入ったら買ってみようか」「パソコンとスカイプでできる草笛教室っていうのがあるんだって。草笛ってかっこいいよね。パパと一緒にやってみない?」

強制はよくありませんが、このような紹介・推薦はしてあげたほうがいいです。なぜなら、子どもだけでは身近にあることしかできないので、観察しているだけではその子の可能性に気づくことができないからです。

それに、子どもは情報弱者であり、自分に向いていそうなものを自分で見つけ出すことはなかなかできないからです。けっこう身近なところに、あるいはネット上に、その子にぴったりなものがあっても、子どもは自分で見つけることができません。

大人のほうが情報収集力ははるかに高いので、日頃からネットの情報、地域のチラシ、パパ友・ママ友の口コミなどにおいてアンテナを張り巡らしていましょう。そして、子どもが興味・関心を持ちそうなもの、向いていそうなものをキャッチしたら、紹介・推薦してあげてください。そして、お試しでいろいろなことをやってみれば、その子にぴったりなものに出会える可能性は高まります。

興味を持たなかったら、見切りをつけて新しいものに
お試しの結果、子どもがいまいち興味を持たなかったとしたら、やめればいいだけのことです。「一度やり始めたからにはすぐやめないで、最低3カ月は続けなければやめ癖がつく」などという、昔ながらのつまらない思い込みで、親子ともども苦しまないようにしてください。「やめ癖」などというのは、何の根拠もない作り話であり迷信です。たとえ10個お試しをしてすべてやめたとしても、11個めにぴったりなものに出会えればやめませんから大丈夫です。

今は多様性と流動性の時代です。習い事にしても昔は数が限られていたので、たとえ向いていなくても、1つのことにかじりついてやり抜くというのも有効な戦略ではあったかもしれません。でも、今は状況がまったく違います。ネットも含めてありとあらゆる習い事があります。なぜ、本人がやる気もないし向いてもいないものに、いつまでもこだわる必要があるのでしょうか? それは時間とコストとエネルギーのムダです。さっと見切りをつけて新しいものにチャレンジしたほうがはるかによい結果が得られます。

どの人にも生まれ持った天才があります。それを見つけて伸ばせた人が天才と呼ばれるのです。ところが、見つけられないまま人生が終わる人が多いです。たくさん試せば見つかる可能性は高まります。昔は、自分の天才的才能を見つけ出せないまま人生が終わってしまった人が多かったはずです。なぜなら、画一的で固定的な社会で選択肢が少なかったからです。

でも、現代は、多様性と流動性が高まったおかげで選択肢が非常に多くなりました。ですから、多種多様な人たちが自分の天才的才能を見つけ出して、それを発揮できるようになったのです。今いろいろな分野で天才と呼ばれる人たちの中にも、昔だったらその天才が花開かず、ただの変な人だった可能性が高い人がいっぱいいます。ネット界や芸能界にもいますよね。

最後にまとめます。子どもの習い事は親の妄想をもとにするのではなく、子ども自身を主人公にしてください。そのための方法は観察とお試しです。ぜひ実践してみてください。

「結婚しない派」男性が40歳過ぎて変心したワケ

東北地方にあるカフェに来ている。飲食店経営者の伊藤裕也さん(仮名、49歳)は約束の時間から30分ほど遅れて来てくれた。1年半前に開業した店がようやく軌道に乗り、営業時間外も仕込みや掃除で多忙を極めているという。

引き締まった長身で、使い込んだライダースジャケットを身に着けている裕也さん。少しだけ白髪は見えるが、整った顔立ちで肌艶もいい。刑事ドラマに出てくる俳優のような若々しい男性だ。

「ストレスもないし、苦労してないからですよ」

爽やかに笑う裕也さん。結婚をしたのは4年前、同じく初婚の利律子さん(仮名、36歳)と1年半ほど付き合ってから入籍をした。

「好かれそうな自分」を演じる癖がついていた
20代から30代を通して、国内外の職を転々とする風来坊的な生活を送っていた裕也さん。若い頃は「本当の自分は誰にも受け入れてもらえない。自己完結しなくちゃいけない」という気持ちが強かったと振り返る。

「子どもの頃に母親から『90点以下は点じゃない』などと言われ続けた影響かもしれません。親が望むような子にならなくちゃいけない、素の自分は受け入れてもらえない、と思っていました。社会に出ていろんな人に会うことで、その呪縛から抜け出せたのでしょう」

ただし、裕也さんの自己解放ペースは緩やかなものだった。人の前では無理をして「好かれそうな自分」を演じる癖がついてしまい、それに疲れて1人になりたいと願うことの繰り返し。恋人に対してもあけすけに自分を語ることはできなかった。

「そのうえに、いい夫やいい父親になるなんて不可能です。結婚する気は長らくありませんでした」

1人になりたいと望む一方で寂しがりの側面もある裕也さん。飲食が好きで、とくに夕食は誰かと共有したい。酒場で「いい女の子」がいると話しかけ、仲良くなり、そのまま交際に至ることも少なくなかった。

「いい加減に付き合っては別れていたと今では反省しています。どの女性とも最終的には結婚するのかしないのかという話になり、私が『どっちでもいい』と言うと、相手から『どっちでもいいなら結婚しよう』と返され、それは気が進まないので同棲のままでもいいじゃんと思ってしまい……」

きっかけはある男友達との会食
軽やかな印象を受ける裕也さんだが、自分の家族を作ることには拒絶反応を示していたのだ。親しい友人にその理由を話すと、こんな指摘をされた。

「いい夫になる自信がない? いい加減な夫でも構わないと思うよ。裕也さんはいろいろ寛容なのに、その点だけはお堅いよね」

裕也さんが変わることができたのは、この友人のおかげではなく、後に結婚する利律子さんのおかげでもない。ある男友達との会食に嫌気がさしたことがきっかけだった。

40歳になったころに地元に戻り、格闘技の道場を経営しながら食品会社でアルバイトをする生活に入った裕也さん。仕事のほかはとくにやることがない。その男友達と、毎日のように夕食に行っていた。

「夕方になると電話がかかって来て、『今日どう?』と誘われました。バツイチの人だったので、『結婚なんかしないほうがいいよ』とよく言っていましたね。そうなのかな、とは思いましたが、彼とずっとメシを食い続ける人生は嫌だなと思ったんです」

その男友達には申し訳ないが、素直な感想だと思う。友達とパートナーは異なるのだ。毎日一緒に食事をしても心地よさを覚えるような相手を強く求めたときが、その人にとっての結婚適齢期なのかもしれない。

友達とベッタリの毎日に嫌気がさすと同時に、裕也さんは自己嫌悪も高まった。振り返ると、30代は自分のことしか考えず、恋人を含めた他人の気持ちがわかっていなかった。今度こそ変わりたい。次に出会う女性とはいい加減な付き合いをせず、人生を一緒に歩みたい。

裕也さんは30歳のころからある格闘技に打ち込んでいて、42歳のときに地元で道場を開いた。利律子さんはその道場に通って来た1人だ。

「でも、彼女はすぐに仕事が忙しくなってあまり来なくなりました。みんなで飲みに行ったりしてすでに彼女のことが好きになっていたので、『もう練習に来るな。オレは生徒に手を出したくないから』と伝えて嫌な顔をされましたね(笑)」

付き合ってみると、利律子さんは裕也さんと似ていた。感じがよくて寛大そうに見えるが、実は他人を信用せず、将来は好きなお酒を並べた酒場を1人で経営する夢を持っていた。裕也さん以上に結婚願望がない女性だったのだ。

裕也さんは誠意を示し続け、2年後にようやく結婚に至った。いま、裕也さんはかつて経験したことのない安らぎを感じている。

「いい夫になろうとはまったく思っていません。彼女からも求められないし、私も彼女に『いい妻』を強いることはしません。一緒に夕飯を食べて酒を飲んでくれればそれでいいんですよ。店を始めたのは結婚した後のことです。彼女が嫌がったら諦めてサラリーマンになろうと思っていました。でも、幸いなことに『いいんじゃない?』と認めてくれました。いずれは彼女も会社を辞めて手伝ってくれる予定です」

結婚は、してみたらいいことしかなかった
一人暮らしが長かった裕也さんは家事も一通りできる。結婚当初は料理や洗濯をよくやっていた。店が忙しくなってきた現在は、利律子さんのほうが多く分担してくれている。とくに話し合ったわけではなく、なんとなくそうなったのだ。日常的に親しく会話ができている夫婦であれば明確な役割分担などは不要なのだろう。

かつては酒場で女性に話しかけて親しくなることが多かった裕也さん。今はまったく「フラフラ」しなくなったと断言する。外食も裕也さん以上に酒好きの利律子さんと一緒に行くのがいちばん楽しいからだ。家でも外でも、その日にあったことを話しながら食事をする。利律子さんのほうも「こんなに長い間一緒にいても普通の自分でいられる相手は初めて」と言ってくれている。

「私の女は嫁だけです。それがとても楽ですね。女性関係にエネルギーを使うよりも、店の運営に集中したいので。結婚していると社会的にもちゃんとしているように見られるのは経営者として得をしています。あんなに避けていた結婚ですが、してみたらいいことしかなかった。結婚のよさにようやく気づきました」

以前はまったく子どもが欲しくなかった裕也さん。現在の年齢になって、「いてもいいかな」と考え始めている。一方で、利律子さんのほうは心の準備ができていないらしい。避妊を続けている状態だ。裕也さんもとくに不満はない。

「妹夫婦には子どもがいるので、両親には孫の顔はそっちで見てもらっています。長男だから跡取りを残さなくちゃという気持ちはありません」

裕也さんが自然体で過ごせるようになったのはやはり利律子さんの存在が大きいのではないだろうか。そう問うと、裕也さんはクールな口調に戻って自己分析をした。

「いえ。いい加減な付き合いを繰り返していた自分に嫌気がさして、次に付き合う女性は幸せにしたいぞ、と思ったタイミングで彼女と出会ったにすぎません。やはり私は自分勝手なのです」

自分の本当の欲求を素直に見つめて、周囲と折り合いをつけながら実現していくのが大人だと筆者は思う。誠意を尽くして利律子さんと結ばれ、今でも仲良く暮らしている裕也さん。40歳を過ぎて初めて大人になったのだろう。そんな「自分勝手」ならば大いに許される気がする。

「やる気スイッチ」ドーパミンを増やすコツ

体内でつくられ、生命活動をコントロールする「ホルモン」。その一つ、生きる意欲をつくるホルモンがドーパミンです。ドーパミンは、達成感や快感、爽快感、喜び、感動などをもたらしてくれます。そんなドーパミンがたくさん分泌される「魔法のスイッチ」はどこに? 加藤雅俊さんの最新刊『奇跡のホルモン・スイッチ――潜在能力を引き出す』からお届けします。

☆失敗する社長と成功する社長は目標の立て方が違う
私のオフィスは高層ビルに入っているのですが、以前、私のオフィスの上の階に、名の知れた社長さんの会社が入っていました。その人は、よくテレビでも取り上げられていたIT社長でした。しかし、2~3年はメディアをにぎわしていたものの、やがて失脚していきました。
これは、私の推測ですが、彼はきっと「お金持ちになりたい」という気持ちでビジネスを始めたのだと思います。もちろん、お金持ちになりたいというのは、起業する上で当然の願望なので、否定するつもりはありません。
けれども、彼にとって問題だったのは、本当にお金持ちになれたということです。普通は、願っても大金は手に入りません。だからみんな、試行錯誤して努力を続けます。
でも、彼はものすごいスピードで成功し、大金を手にしました。そして、早くに目的を達成したため、仕事の中でお金以外の目的を見出せずにドーパミンを出すことができなくなり、お金持ちになったことで、無気力な状態に陥ったのではないかと思うのです。
私はいろいろな企業の経営者ともお付き合いがありますが、本当の意味で成功する社長というのは、お金を目標にはしません。「こういうことがしたい」「仕事が楽しい」「人の役に立ちたい」という思いこそが出発点であり、お金はあとからついてくるものだと考えています。
たとえば、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏は、総資産が10兆4000億円ですし、日本人では、ソフトバンクの孫正義氏が、2兆3000億円です。彼らも、生活のために働いているわけではないでしょう。

☆億万長者になっても、なお働く理由はなんなのか? 
ズバリ、「自分の才能を生かせる」「自分の可能性を試せる」「人に喜んでもらう」「社会に貢献している」。そして、そのプロセスにやりがいを見出しています。だから、いくつになってもリタイアせずにいる。仕事が楽しいからです。
成功する人は、信念を胸に、未知なる目標を持ち、ワクワクドキドキしながら、さらなる高みを目指し、達成したら脳内から報酬としてドーパミンが出る。そうした好循環を築いているのです。

☆平穏無事な生活をしているとドーパミンが減る
ドーパミンは、達成感や快感、爽快感、喜び、感動などをもたらしてくれるホルモンなので、不足すると無感動、いわゆる「イヤなヤツ」になります。あなたの周りに、いつも無表情だったり、ほとんどリアクションをとらない人はいないでしょうか。
たとえば、誕生日に、奥さんがおいしい料理を作ってお祝いしてくれたとします。でも、ドーパミンが出ないと、喜びがありませんので「だから何?」という状態になります。奥さんは、サプライズであなたが欲しがっていたものもプレゼントしてくれました。 でも、あなたは「あぁ、これね。ふーん」と、薄いリアクションです。これでは、夫婦関係が終わるのは時間の問題でしょう。
日頃から、「どうしてもっと喜んでくれないの?」「なんでこの映画を見て、泣かずにいられるの?」など、無感動を指摘されているなら、ドーパミンが分泌されにくくなっているのかもしれません。
実は、平穏無事な生活を続けていると、脳内のドーパミンが減ってくることがわかっています。人は、変化のない生活だと、退屈に感じます。そして刺激を求めるようになります。ですから、退屈を感じている主婦に不倫が多いのは、ワクワクドキドキすると ドーパミンが出るからです。
平穏無事な生活をしているとドーパミンが減ってきます。では、どのようにすればドーパミンを増やせるのでしょうか。
ワクワク、ハラハラ、ドキドキすることで分泌されるということを踏まえると、お勧めしたい方法があります。

それは、「未知なる恐怖心」を体験することです。

たとえば、今まで出たことのないマラソン大会に参加するなど、未経験な分野にちょっとした恐怖心をもって取り組むのです。
未知なる恐怖心があると、「どうすれば完走できるんだろう」「普段、どのような練習をしたらいいのだろう」「もっと速く走るためにはどうすればいいんだろう」と、勉強をすると思います。
「10キロ走れた」となれば達成感や幸福感が生まれるので、「15キロ走れるかも」「今度はハーフマラソンに出てみよう」というふうに考えられるようになります。こうやって、 達成感、幸福感、自信が積み重なって、どんどん新たなドーパミンが分泌されるのです。
そして、本当にマラソンを完走したときには大きな達成感を得ることができます。ただし、このときに出るドーパミンを貯めることはできません。その瞬間と同じ達成感に浸り続けることはできないのです。
けれども、その代わりに「達成した」ということが記憶に刻まれます。実は、これがとても大切。快楽を経験してドーパミンが分泌されると、その記憶が脳の中の「海馬」という器官に蓄積されます。脳にとってこのドーパミンはご褒美のようなものです。だから、またご褒美を手に入れるために、人は努力するのです。
ドーパミンは面白いホルモンで、何かを得るために苦労すればするほど、達成したときに分泌されるドーパミン量も多いのです。振り子の幅が大きければ大きいほど、反対側に同じくらい動くのと同じように達成するまで、どんなに辛い思いをしたかで、苦労の振れ幅の大きさが全てドーパミンとしてかえってきます。

☆目標は「ドカンと大きく」より「小刻みにして習慣化」
大きなプロジェクトが無事に終わったとき、あなたは大きな達成感を得ると思います。でも、その後になかなかやる気が出ない、モチベーションが上がらない、空虚な気持ちになってしまうということはありませんか? いわゆる、燃え尽き症候群です。
何かを達成したときに、次の目標がないと廃人のようになります。なぜなら、ドーパミンが分泌されないからです。
ですから、何かを達成した後は、すぐに新たな目標を立てることが大切です。目標は、大それたものである必要はありません。むしろ、小さなもののほうがよいでしょう。
ポイントは、小刻みに目標を刻んで、その都度ドーパミンを獲得し、次なるやる気につなげることです。

たとえば、1か月後に提出する企画書があるとします。その場合「今日は17時までに、このページまで仕上げよう」くらいの目標で充分です。達成できたらビールを飲んだりして、自分にご褒美をあげます。そしてこれを習慣化していきましょう。

小さな目標をクリアする習慣をつけるためには、目標を「見える化」することが大変おすすめです。

現在、わたしは血圧相談室というものを開設しているのですが、そこでも必ず血圧を記録し、折れ線グラフで記載しています。「徐々に落ちてきてますね」ではなくて、「先週は200でしたけど、今は180ですね。1週間で20も落ちましたよ」という具合です。

やはり、記録というのはとても大切です。少しずつ変化すると自分ではよくわからなくなるので、目に見える形で自分に教えてあげるのです。
そういう意味で言うと、「仕事を17時までに終わらせる」「1日5人ではなく、7人のお客様を訪問する」というように、数値で測れるものはわかりやすくていいですね。
もちろん、数値化しにくい事柄でも大丈夫です。たとえば、「最近、上司に褒められるようになった」「愚痴を言わなくなった」など、毎日、自分の“良いところ”を10個書き出すことを習慣化すると、分泌されるドーパミンのおかげで、やる気エネルギーの充填もできますし、人の良い部分が見えるようになってきます。

ネット上に「マナーポリス」が横行するわけ

「本当にどうでもいいじゃん」。最近のネットにはそんな話題にあふれている。まあ、ネットというのは、そもそもが、そういうところなのかもしれないが、とくに、人の心をざわつかせているのが、「謎マナー」というやつだ。

 つい先日は、モデルの山田優さんが、「天皇皇后両陛下お疲れ様でした」とつづったブログが、「失礼だ」と話題になった。「お疲れ様」というのを目上の人間に使うのはおかしい、ましてや天皇陛下に対して……と、批判が集まったというのだ。

 これに対して、国語の専門家が、「ほとんどの辞書では、目上の人に『お疲れ様』と使うことはおかしくない、とされている」とTwitterでコメントしているが、必要かどうかわからない、根拠のない「謎マナー」はまだまだ、星の数ほど存在する。

■ゴマンとある理不尽すぎる謎マナー

 この10年ほどでネット上で急速に広がったのが、「『了解しました』は失礼」論だ。筆者もそんな書き込みを目にしてから、「承知しました」「かしこまりました」などと書き換えるようにした。そもそも、なんで、ダメなのかもよくわかっていないままに、「粗相(そそう)があってはならない」と同調してしまったのである。

 ネット上で調べてみると、かつては「了解しました」は相手の年齢に関係なくOKとされていたらしいが、10年ほど前から、「了解=失礼」説が出始めたらしい。どうやら、根拠はあまりないらしく、ネットという拡散装置で、いかにも「真説」として流布してしまったようだ。

 そもそも「箸の上げ下ろしまで」を気にする「重箱の隅をつつく」系の国民性であり、人の行動をありとあらゆる角度から規制する「ブービートラップ」が無数に存在する社会なのである。「男子の髪型は丸刈り」「下着は白」などのブラック校則から、上司以外のハンコは斜めに押す、履歴書は手書き、名刺は相手より低い位置から出す、ビールを注ぐときはラベルを上になど、理不尽すぎる謎マナー・ルールはゴマンとある。

なぜそれが必要かと言われれば、まったく理由が説明できない非合理ルールであっても、「慣習」「決まり」「風紀」「伝統」とか言われてしまえば、ぐうの音もでない。

 こうした「古くからの伝統系ルール」に加えて、「エレベーターで話してはならない」とか、「飲み会に誘ってはならない」とか、「男性上司は女性の部下と2人きりで食事に行ってはならない」といった「新ルール」も次々と登場し、もうがんじがらめなのである。

 例えば、この東洋経済オンラインの記事の中にも「キャリア女性はパンツスーツがいけない」と説く説が登場したが、いったい、いつの時代の「マナー」の話なのかと困惑した。

 筆者が1990年代に記者として北朝鮮を訪問したとき、女性がみな極寒の中でスカートをはいているのに驚いたが、「女性はパンツをはいてはならない」という指導部の考えがあるからだ、とガイドから聞いて、同情しかなかった。

 アメリカでも1993年まで、上院ではパンツをはいてはならない、というルールが存在していたように、女性にとってパンツスーツは、「長い戦いの末、勝ち取った権利」であり、男女同権の象徴的存在という意味合いもある。「伝統」なのか「お作法」なのか、もしくは男性ウケを考えて、「パンツNG、スカートOK」なのか、理由はよくはわからないが、やはり、こうした根拠なき「マナー」には違和感しかない。

■「正解はたった1つ」でそれ以外は不正解

 ただ、「はい、これが正解です。あなた、そんなことも知らなかったの?」という問いかけは、たぶん、今、日本人がいちばん好きなレトリックなのかもしれない。テレビを見ると、クイズ番組、常識番組が花盛りだ。雑学やニッチな知識を問題にし、「知っている人」が偉くて、「知らない人」をバカにする建付けだったりする。すべての問いに「正解はたった1つ」。それ以外は不正解、価値がないのである。

 コンピューターで調べれば何でもすぐに答えが出てくる時代に、「雑学のような知識」で人の知性を測る手法もいかがかと思うが、「思考力」よりも「知識」に価値が置かれやすい。

 昨今の「教養ブーム」について、「会社で出世しなかったり、うまくいかなった人たちが、俺は『教養』があるんだ、と成功者をバカにするための、ルサンチマン(弱者が強者に対して、憤りや憎悪の感情を持つこと)的意味合いがある」と、ある専門家が解説していたが、「マナー」にもそういった側面があるのかもしれない。

不思議なことに「お疲れ様でした」も「了解しました」も、何気なく使っていたときは何も問題がないと思っていたのに、「これが失礼だ」という説を聞いた瞬間に、「そんなものか」と簡単に受け入れて、言い換えるようになる。そして、それ以来、他人が使うと、「間違っているのに、なぜ気づかないのか」などと腹立たしくなり、自分が「マナーポリス」化してしまうところがある。

 5月13日には、京都の銭湯の店主が、初めて銭湯を利用する客や若者のマナー違反にきつい言葉をかけたりしかりつける常連客に対し、「優しく注意してほしい」と掲示した張り紙がTwitter上で拡散している、という京都新聞の記事が話題になった。張り紙は「浴場ルールを理解されていない人もいるが、それは悪意はなく、経験が少ないだけであり、きつい言い方で叱るのではなく、優しく注意するか、番台に声をかけてほしい」といった趣旨で、行き過ぎた「マナーポリス」にやんわりとくぎを刺す内容だった。

 「マナーポリス」は、「人に迷惑をかけることは大罪である」という日本人独特の考え方の延長線上にあるとも考えられるが、自分がかけているかもしれない迷惑は棚の上にあげて、「他人の迷惑は絶対に看過できず、厳しく罰するべきである」という狭量さ、非寛容性を帯びている。

 欧米の教育では、「正解」といったものはあまりない。自分なりに問いを立て、解を見つけるプロセスが教育だが、日本では、つねに「正解」というものがあり、生徒はその「正解」を習い、覚えるのが教育である。だから、自分から「正解」を作り出すのではなく、与えられたい。そういった意味で、日本は「マナー」という「正解」が大好きで、妄信するきらいがある。

 また、失敗してもいいから、新しいことにトライしようという「加点主義」というよりは、間違いや失敗を極端に恐れる「減点主義」の下では、「マナー」というプロトコールに1から10まで従っておけば、失点はないし、マネをしておけば、問題はないという計算も働く。

■非合法的マナーの強要が「常識」になっている不条理

 そして、その「正解」に従おうとしない人を排除しようとする「ムラ社会」的メンタリティーが「マナーポリス」の跋扈(ばっこ)を招いている。

多くの「マナー」が、日本独特のタテ社会の常識の下に培われたものだ。目上、目下という順列を守るための規則集という側面もある。それが文化であり、慣習であり、伝統であるとされる場合、打ち破るのは極めて難しい。そうした「旧説」がアップデートされないままに、「新説」まで加わって、合理性もなく、説明することもできない「ゴーストルール」が蓄積されていく。

 「マナー」の怖さは、知っている者がエラく、知らない人は常識がないと単純化し、遊びも余白も自分なりの解釈も許されないところにあり、それが時に、排他性に結びつくところではないだろうか。本来は相手が不快に思ったり感じたりしないようにするための行儀・作法という意味だが、その決まり事は国や時代、人などによってまったく異なるわけで、「真実」とも「常識」とも違う。

 言葉もマナーも時代に合わせて進化する。1ミリの隙も許されない、根拠のない、非合理的マナーの強要は思考力も創造性も奪うものでしかない。

※東洋経済オンラインより転載

人間は本質的に”マルチタスク”はできない

☆ごく短い期間の集中力は上がるが、脳にダメージ
一点集中とマルチタスク、どちらのほうが仕事の効率は上がるのか。脳神経科学者として、迷わず「一点集中」と答えます。

脳はマルチタスクが苦手で、「人間は本質的にマルチタスクはできない」といったほうがいいくらいなのです。例えばA・B・Cという3つの活動を、脳は厳密な意味で同時に進めることはできません。このようなマルチタスクをすると、いや正確にはマルチタスクをしていると思いこんだ行動をしていると、脳内でストレスホルモンのコルチゾールが増えていきます。

ごく短い期間の集中力は上がるのですが、この状態が続くと脳へダメージを与え、機能が落ちてきたり、脳細胞が死滅したりしてしまいます。これは、うつ病のリスクを増大させたり、新しい記憶がつくられにくくなったりと、認知症のような症状に繋がることが知られているものです。

☆「歩きスマホはNG」のもう1つの理由

マルチタスクは一見効率がよく思えますし、ビジネスの現場でもデキる人に見えそうです。しかし、いくつかの仕事を同時並行でこなさなければいけないときには、1つの仕事に集中して、ほぼ終わらせてから次の仕事に移るというように、「一点集中」を何回か繋げていくほうが効率がいいことが明らかになっています。

わかりやすい例が、歩きスマホです。道を歩くという行為は、それだけで、動く、人や障害物を見る、避ける、という高度な情報処理を要します。さらにメールを打つ、SNSでやりとりするといったスマホを使う行為を同時に行うと、どちらも効率が著しく低下してしまうのです。

☆「A・B・C同時」よりも、「一点集中×3」が重要
忙しいときは歩きながらメールチェックをしたくなるものですが、結論をいえば、打ち終わってから歩いたほうが早く駅につく。転倒や事故のリスクも考えると、なおさら歩きスマホは効率がいいとはいえません。

マルチタスクがストレスになりやすいのはデジタル機器を駆使しているとき。家事などでも複数のことを同時並行で進めますが、脳への影響を考えると、スマホなどのデジタル機器を使って進めるマルチタスクのほうが、受けるストレスは格段に大きくなっていきます。さらに、このようなマルチタスクは常態化しやすいことも特徴です。

マルチタスクでは、AからBへ、BからCへと行ったりきたりすることも、効率が悪い。まずAという活動を止めるのにエネルギーが必要ですし、AからBへと切り替える時間、アイドリングのタイムロスも生まれます。BからCに行くか、Aに戻るかという判断にも脳はリソースを割かないとなりません。そして、切り替えが頻繁になるほど、ストレスホルモンの分泌は増えていきます。

一方で、複雑な社会活動は脳を鍛える効果もあることから、必要なのは、いわば戦略的なマルチタスク。つまりA・B・Cを同時に進めるのではなく、いかに「一点集中×3」で終わらせるかが重要なのです。いかに一点集中で1つずつ仕事を片付けていくかの計画をたて、労力を割り当てる。プロジェクトの段取りをつけることなどは、より戦略的なマルチタスクといえるでしょう。

人間関係に疲れやすい人の特徴と4つの解決策

楽しくもありストレスにもなる「人間関係」に疲れたら……

身近な人との付き合いを楽しみ、良好な人間関係が築けていれば、人生は明るく楽しいものに感じられます。
しかし、人間関係はよい刺激や安心感をもたらす一方で、気遣いや誤解に伴うネガティブな感情も生じやすいものです。そうしたストレスを抱えながら惰性で付き合いを続けていると、疲労が蓄積してしまいます。また、気をつけて付き合わないと、相手に依存されたり、プライバシーを侵害されたり、都合よく利用されたり、誤解されて悪口を言われたりと、さまざまなトラブルに見舞われてしまうこともあります。

人間関係に疲れやすい人の特徴
人と会った次の日は、すっきり起きられないほど疲れていませんか?
人間関係に疲れやすい人には、いくつかの特徴があります。たとえば、次のようなことに心当たりはありませんか?

周りに気を遣い、自発的な発言や行動を我慢することが多い
「あの人からこう思われているのではないか?」と悪い方向に推測することが多い
言葉の裏を探ることが多く、また、相手の気持ちをその時々の感情で判断することが多い
特定の人に対するストレスを、陰口や悪口によって解消している

このように、他人に過剰に気を遣い過ぎたり、相手の気持ちを悪い方向に推測したり、自分の思いを素直に伝えられなかったりする人は、人間関係にストレスを感じやすくなります。

人間関係への疲れやすさは対人関係力とも関係
ところで、上のようなパターンに心当たりのある方は、旧知の友人や家族など、いつも同じ相手との交流ばかりを続けていないでしょうか?

今現在では安心できる間柄でも、その関係性は年齢を重ねると共に変化していきます。したがって、一定の関係だけに執着していると、「いずれその関係を失うのではないか」という不安が募ってしまうでしょう。また、新たな出会いを重ねて積極的に人間関係を築いていかないと、対人関係力はどんどん低下してしまいます。

したがって、「人間関係への疲れやすさ」を根本的に解決するためには、一定の人間関係に安住せず、多様な人と交流しながら対人関係力を鍛えていく姿勢が必要です。この姿勢を促進するための具体的なポイントを4つお伝えします。

「人間関係への疲れやすさ」を解決する4つのポイント
1. 適度な距離を保ちながら、多様な人々と付き合う
旧知の人との関係は、たしかに安心できるものです。しかし、親しくなるほどお互いへの甘えが生じやすくなり、遠慮をなくしがちになります。そのため、つい相手を傷つける言葉を言ってしまったり、軽い気持ちで相手との約束を破ってしまったり、気軽にお互いのプライバシーに踏みこむようなことが起こってしまいます。

このように、限られた人との間だけで濃厚な付き合いを続けていると、その関係の中で葛藤や摩擦が起こりやすくなります。その結果、お互いへの不愉快な気持ちが募り、急に信頼関係が崩れてしまうことがあるのです。

したがって、一定の人と深く付き合うことだけにこだわらず、多様な人々とほどよい距離感と緊張感を保ちながら交流していくことが大切です。

2. 何らかの「世話役」を引き受けてみる
対人関係力を高めるには、何らかの「世話役」を務めてみるとよいでしょう。身近なところでは、懇親会の幹事や地域活動の役員、PTA役員などが取り組みやすい役割なのではないでしょうか。こうした世話役を経験すると、さまざまな人間像に触れることができ、対人関係力が鍛えられます。

ただし一人の人が世話役を続けると、周りの人が受け身的・傍観的な態度になりやすく、彼らの活動参画意識を阻害してしまうこともあります。したがって世話役を何年も引き受けず、「長くても2回続けたら、次の人にバトンを渡す」といった意識を持っておくことをお勧めします。

3. 人間関係から距離を置く理由を常に用意しておく
楽しくもあり、息苦しくもあるのが人間関係です。一定の付き合いにストレスを感じてきたら、距離を置く期間を設けましょう。

そのためには、相手を傷つけない「言い訳」や「逃げ場」を用意しておくことです。「当面、休日も仕事で忙しくなりそう」「今、子ども関係の用事で手がかかる時期」「週末に○○のスクールに通い始めた」など、角が立たない理由をいくつか考えておきましょう。

こうした理由づくりのためにも、趣味や娯楽、勉強などの活動のフィールドをいくつか持っておくのがおすすめです。

4. 気が向いたときに、自分から人を誘ってみる
誘われるのを待つだけでは、対人関係力は鍛えられません。自分から積極的に「誘う」ようにしましょう。

その際には、いつも同じメンバーで集まるのではなく、「違うメンツで2~3人」「今回は5人以上で集合」など、さまざまなメンバー構成で交流する機会を持ってみましょう。最初は億劫でも、慣れれば「待つより誘う方が楽」と感じるようになるでしょう。自分から人を誘うと、交際範囲は自然と広がります。

ぜひこれらのポイントをヒントにしながら、「人間関係に疲れやすい自分」から少しずつ卒業していくことを目指してみませんか?

きょうだいの中で一番成功するのは?

我々は、第一子をリーダーシップや成功と、末っ子をルール破りやユーモアと結びつけて考える傾向がある。
そうした考えは、科学によって普遍的に裏づけられているわけではないが、一部の研究者は、生まれた順番が職業上の成功に永続的な影響を及ぼすとしている。

第一子は成功する確率が高い
第一子は、家族のヒエラルキーの中で特別な位置にいる。

「(第一子は)両親のたったひとりの王子や王女として、この世に生まれてくる」と『The Sibling Effect: What the Bonds Among Brothers and Sisters Reveal About Us』の著者ジェフリー・クルーガー(Jeffrey Kluger)は、タイムに記した。

「第一子は、大事にされ、甘やかされ、自分は家族の描く歩みの中心にいるという感覚を抱いて成長する傾向がある」

第一子はまた、リーダー的役割を引き受ける傾向がある。CEO1582人を対象とした2007年の調査では、43%が第一子と回答した。別の同じような調査でも、第一子はそれ以外の人に比べて、企業や組織の創業者になる確率が55%高いことが分かった。

「CEOを対象とした研究では、第一子のCEOは保守的に企業を経営する傾向があることが分かっている。つまり、状況の改善には、製造ラインの効率化、流通経路の簡素化といった手段を使う。大体において、電車を時間どおりに走らせようとする」

イーロン・マスク、リチャード・ブランソン、ジェフ・ベゾスは、いずれもCEOとして成功した第一子。

また、第一子はIQがより高く、より用心深くてまじめになる傾向もあるとニューヨーク・タイムズは伝えた。求人サイト「キャリアビルダー(CareerBuilder)」によると、第一子は給与が高くなる傾向もある。

真ん中の子はチームプレイヤー
きょうだいの真ん中として生まれた子は、上や下のきょうだいと比べて個性がはっきりしない傾向がある。

「真ん中の子は謎が多い」とクルーガーは記した。

「上のきょうだいのように行動することもあるし、下のきょうだいのように行動することもある。つまり、2つが混ざった行動を取ることが多い」

カリフォルニア州にあるレッドランズ大学の研究によると、真ん中の子はより人間関係を重視する。これはキャリアにとっては良い兆し。

「ほぼすべての仕事で中心にあるのは、そうした人間関係のマネジメント、つまり、関係の構築、交渉、異なる意見の調整など」とクルーガー。

「真ん中の子は、CEOやコメディアンにはならないかもしれない。だが何をするにしても、上下関係のない楽しい雰囲気で物事を進める可能性が高い。そして結果的に、他のきょうだいよりも成功する」

『The Secret Power of Middle Children: How Middleborns Can Harness Their Unexpected and Remarkable Abilities』の共著者ケイトリン・シューマン(Katrin Schumann)は『Psychology Today』で、真ん中の子は社交的で、交渉に長け、良いチームプレイヤーで、枠にとらわれない考え方をし、決まりごとに抵抗すると記した。

シューマンは例として、マドンナ、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、チャールズ・ダーウィン、エイブラハム・リンカーンの名前をあげた。

末っ子はルールを書きかえる
末っ子として生まれた人は、家族の中で一番小さくて弱いという状況と戦わなくてはならない。

「そのため、反抗的になりやすく、システムを覆すには好都合」とクルーガーは記した。

「また、年上の兄や姉よりも面白く、直感的で、カリスマ性を身につける傾向もある。いじめられることを避けるために、力強さや体の大きさを利用できない時には、魅力で敵意をくじき、先回りするために他人の思考や動機に注意を払うことを学ぶ」

カリフォルニア大学バークレー校とギルフォード大学の研究者によると、末っ子は兄や姉に比べて、危険なスポーツをする確率が高い。これはつまり、仕事においても大きなリスクを取るということとクルーガーは指摘した。

「末っ子は、線路を吹き飛ばし、新しい列車を買う。つまり、会社を再編したり改善するのではなく、丸ごと作り直す傾向がある」

別の研究によると、末っ子はよりリラックスし、おおらかで、面白い。

「いくつかの研究によると、末っ子は兄や姉に比べて、作家や芸術家、特にコメディアンになる確率が高い。その最高の例が、11人きょうだいの末っ子のスティーブン・コルベア」とクルーガーは記した。

「これもまたすべて、他人の頭の中を覗くことができる末っ子の能力を証明している。読者になる人が何に感動するのかを深く理解していなければ、力のある詩は書けない」

☆個人間融資掲示板コンタクト管理人の一言
第一子が優秀なのは世界共通ですね。初めての子どもとあって一番手をかけてもらえるし、一人っ子の時期がある。それ以降の子どもは、子育てに慣れる分、比較的手を抜かれます。ただ人の気持ちは末っ子のほうが分かります。なぜなら人の顔色を伺わなければならない場数が違いますからね。

本日は令和の由来や豆知識、作者などをご紹介させていただきます。

新元号「令和(れいわ)」意味と由来

新元号「令和」の由来は、「万葉集」の梅花の歌が出典です。
下記から、「令和」の出典元である「万葉集」を中心に、わかりやすく解説していきます。

「万葉集」とは、奈良時代の日本最古の歌集です。
全20巻あり、7~8世紀ごろ(奈良時代)に現在の形に近いものに、まとめられたと言われています。
「万葉集」は、天皇や皇族、歌人、さらには農民など幅広い階層の人々が読んだ「約4,500首」の歌が収められています。
国語の授業でも取り上げられるので、ご存知の方も多いですよね。
首相は、万葉集について「幅広い階層の人が読んだ歌が収められており、豊かな文化と伝統を象徴している国書である」と話しています。

新元号「令和」の意味とは:首相談話より
首相官邸で発表された、新年号「令和」の意味をご紹介します。

春の訪れを告げ、
見事に咲き誇る梅の花のように
一人ひとりが明日への希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせることができる、
そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した。
日経新聞(2019年4月2日号)より引用

「明日への希望と共に、日本人1人ひとりが大きな花を咲かせる」という願いを込めて、「令和」という文字が選ばれたのですね。
この「令和」という言葉は、日本最古の歌集「万葉集」の”梅花の歌”から採用されています。
万葉集・梅花の歌とは:「令和」新元号「令和」の出典元である「梅花の歌」は、万葉集5巻に収録されています。
万葉集「梅花の歌」の作者は、大伴旅人(おおとも の たびと)といわれています。しかし諸説ありますので、作者不明ということです。
大伴旅人は、飛鳥時代から奈良時代に活躍した歌人で、太宰府長官でもありました。

「梅花の歌」の本文をご紹介します
―万葉集「梅花の歌」―

初春の令月にして、
気淑(よ)く風和ぎ、
梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、
蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す。

―万葉集入門より引用―

「令」と「和」という文字が使われています!
この歌は730年、大伴旅人の同僚や友人を招いた宴で「梅に関する和歌」を32首、詠まれました。梅の開花とともに、春の訪れを喜んだ内容です。
そのときの序文として、この「梅花の歌」が寄せられたとのことです。
この歌から、新元号「令和」が引用されました。

ここで令和の「令」という文字の由来をご紹介します。
由来元の万葉集「梅花の歌」の歌の中に「初春の令月」という言葉があります。
「令月」とは…
【意味】
何事をするにもよい月。めでたい月。

新元号にぴったりの、おめでたい言葉なのですね!

「令」という文字が元号に使われるのは初めて!
新元号「令和」ですが、「令」という文字が使われるのは、今回が初めて!

これまでの日本の元号は、すべて中国の古典からの由来でした。

しかし今回の「令和」は、初めての日本の古典が由来となりました。

首相によると「日本の四季折々の文化と自然を、これからの世代にも引き継いでいきたい」という思いで、万葉集から引用しているとのことです。

「和」の漢字使用は20回目!:新元号「令和」豆知識
ちなみに「和」という漢字が元号に使用されたのは、過去に20回もあります!
わたしが思いつくだけでも「昭和(しょうわ)」「享和(きょうわ)」などがありますね。
「令和」は、日本最初の元号「大化」から248番目にあたります。

令和も当サイトコンタクトをどうぞよろしくお願いいたします!(^^)!

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