☆禁酒の日の由来と歴史
禁酒の日が1月16日に定められているのは、アメリカのある法律が関係しています。
それが「禁酒法」。
これはどんなものかといいますと、
「お酒の飲みすぎは体にもよくないし、道徳的にもよろしくない」
「お酒を造らなければ仕事中飲まないから労働に対する意欲が上がるし、お酒をつくる分の穀物の節約にもなる」
「なのでお酒の製造販売を禁止しよう!」という感じの法律です。
んな無茶な、という感じがしますが、この法律、アメリカ国民の圧倒的支持を得て成立してしまいました。
もともとアメリカはプロテスタントというキリスト教でも特にお酒について厳しい勢力が強かったため、こんな無茶な法律が通ってしまったのです。
禁酒法が実施されたのが1920年の1月16日。これにちなんで1月16日は禁酒の日となっています。
ちなみに、禁酒法がこの後どうなったのかというと・・・
法律的に「製造と販売」は規制していたけど
「飲酒そのもの」は規制していなかったので
非合法な酒場が乱立。
ギャングがお酒の製造販売に乗り出し、巨万の富を得る。(アル・カポネなどが有名です)
素人が作った密造酒が横行して事故が多発。死亡事件になるケースも。
・・・と、当初想定していたのとはまったく逆の結果になってしまい、1933年12月5日に法律が廃止されました。
お酒の飲みすぎはよくないですが、それを法律で強制するのはもっと良くなかったということですね。
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