今回の記事は「個人間融資 ヨーロッパ”フランス”では8歳から性教育」です。
「恋人もオーケーと言うならセックスしてもいい」
プランニング・ファミリアル(注)と呼ばれる非営利団体から派遣された講師は言う。
注:中絶を合法化する運動の元締めとして1956年に創立された非営利団体。当時はピルの密輸入や秘密裏の中絶手術など、非合法的活動も辞さなかった。現在は、避妊、中絶、レイプ、DV、セクハラ、強制結婚、アフリカ移民の慣習である性器切除、性病予防などについてのアドバイスを受けることができる。無料匿名での産婦人科医の診療、学校での性教育に講師を派遣する役目も負っている。
「たしかに私たち、大人にとっても言いにくい言葉があります。でも、どうして恥ずかしいのでしょう? 性は悪いこと、どこかでそんな偏見があって、それが羞恥心につながるのではないかしら? だからまず、根拠のない羞恥心を除く、そして、幼児語ではなくて、科学的に正しい単語で性について隠しごとをせずに話す。それが、男性も女性も同じ土俵に立って対等に性について話し合うことができるようになるための最初の一歩なんです」
さらに新鮮に感じたのは、「好きな人がいたらセックスしなくちゃいけないと思う?」と、講師が子どもたちに質問していることだ。
「義務っていうわけじゃないと思うけど……」
「大人になって、恋人もオーケーと言うならセックスしてもいい!」という可愛い返事が聞こえてくる。
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