今回の記事は「”哲学の入門書”は結論よりプロセスが大事」です。
「学ぶ意味」を実感するために
整理すれば、つまり「初学者が哲学に挫折する理由」は、
哲学者の残したアウトプットを短兵急に学ぼうとするものの、アウトプットがあまりにも陳腐であったり誤っていたりするために「学ぶ意味」を実感できないから
ということになります。
上記の轍(てつ)を踏まないためには、短兵急にアウトプットだけを知りたい、教えたいという気持ちを抑え、むしろそのアウトプットを主張するに至った思考のプロセスや、問題に向き合う態度を知る/教えることが重要だ、ということになります。哲学の面白さ、現在を生きる私たちが哲学を学ぶ意味は、まさにその部分にあるからです。
今回の記事で終了となります。